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私のルアー作りを変えた画期的なソフト
[2010-12-24]

【3Dソフト】NEOFORM

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私がルアーをデザインするときに使用する3DソフトNEOFORM。このソフトがなければ、今日の日本のルアーはここまで躍進していなかったのではと思えるくらいルアー作りを変えたソフトなのです。

このソフトとの出会いは、ラッキークラフト時代の1995年にさかのぼります。まだパソコンが普及するかしないかの頃で、3Dのソフトウエアも数社が出している程度でした。当時のパソコンの性能は今では信じられないほど低く、RAMメモリーが4MB、ハードディスクが500MBというスペックで何をするにもスローでした。

この頃のプラスティックルアーの作り方は、ABSの立方体の塊を手で根気よく削り、でき上がったルアーをテストした後、そこから2Dの図面を起こし、金型製作にかかるというのが標準的な方法でした。ひとつひとつハンドメイドで作業をすると、どうしても同じサンプルを大量に作ることができません。またすばらしいテストモデルができ上がっても、金型にする段階で微妙に変わってしまうという現実に、私は不満を持っていました。

「3Dソフトでも使ってルアーをデザインし、そのデーターでプロトモデルを作り、そして良いものができたらそのまま製品化するということができないか?」と考えているときに、マックライフという雑誌の新作アプリの紹介の中に、「MAXSURF」という名前のソフトを見つけました。説明によると、画期的な機能をもった3Dデザインソフトで、まるで職人がものを手で作るような感覚で表面デザインができるというものでした。これだ!元々は船舶をデザインするソフトでしたが、展示会へ出向いてデモンストレーションを見せてもらうと、ルアーのような自由曲線のカーブをデザインするのに向いていそうだったので思い切って導入しました。するとこれが本当にルアーを作るのに適していたのです。ラッキークラフトのクラシカルリーダーSR以降の製品からこのソフトを使うようになり、あの名作ビーフリーズは、ハンドメイドで作ったとしたら考えられないほど時間がかかるところを、NEOFORMのおかげで2時間ほどの作業で生まれたものなのです。
もちろんジャッカルのルアーはすべてこのソフトで作られていて、今では500以上のデザインストックがあり、製品として世に出ることを待っているのです。サンプルを作るのも早くなったし形状変更も自由自在、本当に凄いソフトです。
MAXSURFは販売元がNEOFORMと名前を変えて日本のルアーメーカーに売り込み、今では業界標準みたいになっていきました。
このソフトのおかげで日本のルアーの開発速度が速まり、精度の高い良い物ができるようになったともいえるほどの優れものなのです。
興味のある方はデモンストレーション版をここでダウンロードできます。

http://www.formsys.com/maxsurf

ポイント1

側面図、平面図、断面図、透視図の4画面が基本で、それぞれのコントロールポイントをいじって大まかな外形形状をデザインしていきます。

ポイント2

例えばクランクのボディーの横を膨らますなら、ルアーの横にあるコントロールポイントをマウスでつまんで横に引き出して変形します。(写真中央)通常の3Dソフトは数値を入力するものが多いのですが、これは感覚でボディー形状を変更できるので、手でルアーを削ったような物作りができます。実際の作業は、画面の中にでき上がるルアーの形状を見ながら微妙に形状変更をしていきます。

ポイント3

手で削ると8時間ほどかかるプロトの製作が、データー化によって機械加工が可能になり、時間も2時間程に短縮され、しかも精度の高いルアー作りができるようになりました。また完成したルアーのデーターは3Dデーターなので、プロトタイプで良い物ができれば、量産モデルも全く同じ形状で作ることができるというメリットがあります。

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